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フランスの作家ジャン・ジオノが書いた「木を植えた人」。
このお話は、ある人にとっては「環境問題」のお話であり、ある人にとっては「仕事」に関する話で、
またある人にとっては「街おこし」の教科書であったりします。
私たちは、教義的なお話をしようと考えてこの作品を皆さんにご紹介するつもりはありません。
最初にこの本に出会ったときに、「この話をたくさんの人に知ってもらえたら、今の社会を少しでも変えてゆく、何かのヒントや力になるのかもしれない。」と思いました。
それから十年が過ぎました。
時代はあれから充分すぎるほどの変化を私たちに体験させてくれました。
この本の訳者の原みちこさんは、あとがきにこう書かれていらっしゃいます。

原さんには、私たちがこの本を読み伝えるために、この本の訳を使用することを快く承諾して頂きました。
この公演は少しずつでも、この「木を植えた人」に触れる人が増えることを希望して続けています。
一つの会場で一人一人の皆様に福井県大野市在住の現代美術作家の松本三恵子さんが創られたドングリの作品をお渡しします。私たちはこの作品を「ドングリチケット」と呼んでいます。
これが、一つ一つの「種」となり、このお話を聞く人々が増え続けることで、同じ気持ちを持つ人々のつながりが広がってゆくことが、この「木を植えた人」を聴く行為なのだと思ってこの活動を続けています。