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二日連続の朗読会で、今日はお昼の時間。実は前日の余韻が、いや、緊張感が続いていたのです。朝起きても頭の中はどこをどうしようかと考えがグルグル回り、本番までに二回ほど朗読をこなした感じでした。
名古屋市立桜台高校での朗読会は、早々に決まっていました。会をサポートされる図書担当の伊籐多重先生に下見に行きますと言ったものの、しっかり忘れてすっぽかし。溜まりかねた伊藤さんが、遠慮がち(伊藤さんはこういう方なんです)に催促されたのです。
今回はPTAが組織する図書委員会が中心になり主催。中でも委員長の橋本香世子さんが新聞の切り抜きを会議で見せた説得力が、この朗読会へ繋がる第一歩だったそうです。
橋本さんの熱意は、これに留まらず、スタッフのお母さん方と一緒に「スタジオ・遊布」の朗読会へと足を運ばれたのです。とにかく熱意と心配りは一級品!
当日は1時15分開場、30分開演に合わせて11時半頃には到着。図書委員のお母さん達が荷物運びをかってくださり、遙か遠い4階の「視聴覚室」へ。唯一暗幕が設置されているという理由でこの部屋に決めたのですが、確かに遠かった。なるべく暗闇をと、暗幕を閉めてみましたが、やはりお昼の光が透き通る。そこでお母さん達が、さらに暗幕に暗幕を重ね、よりよい空間づくりに精を出して下さいました。
それを見た杪谷は“ばらさんがここまでやってちょう〜と言ったんでしょう”とへたくそな名古屋弁で人聞きの悪いことを。“こ奴、自分だけいい人になっているな?”と、私は横目でしかとしてやりました。
朗読の椅子を持ってきますよと言っておきながら、ここでも忘れ、生徒の椅子を借りることに。結局、全員が生徒の椅子に仲良く座るという、結構楽しい風景になりました。
開場時間を迎え、準備されたお母さん達が観客となり、残りの方を待ちました。開演五分前には二人を残すだけ。伊藤さんが連絡を取りに。その間、一人の方が息せき切ってやって来ました。惜しいかな、残る一人はアウト。
さあスタート。入り口の暗幕を閉じ、私が最後に扉を閉めて、皆さんの後ろにスタンバイ。では、燭台をさげましょう。ここで驚きました!私の他に、靴を脱いでいるかたが、もう一人いたのです。燭台をさげるために菅野美和子さんが、今かと待っていたのです。靴脱ぎ作戦に感動!ここにも良い朗読会にしたいという気持ちがありあり。この気持ちを受け止め、暗くなった教室の後ろからゆったりと読み進めました。本当にゆっくりだったのです。
男性3人を含む36人の方が見つめる中、ゆっくりと噛みしめるように(あとで杪谷が言っていた言葉です)読み進めました。途中、風の音がもがり笛となって聞こえ、“あ〜、いい効果音、皆さんにも聞こえるかな?”と様子をうかがってみたりしました。ほかにも救急車の音。冬の風物詩、風邪ひきさんの咳の音が少しと、
カサカサとあめ玉を取り出す音。でも今回は入り口に「咳は我慢しないでしてください」というおもいやりの貼り紙があり、風邪ひきさんには心強かった・・・。
突如、バタバタとスリッパの音がけたたましく響き渡り、もしかして、ガラガラッと扉を開けるのではと思ったら、バタバタが消えた!雰囲気を察し廊下で腰掛け、耳をそばだてていてくださったそうです、感謝。
「最悪の条件の朗読になるのでは?」と気をもんでいた委員の方の思いを、良い意味で裏切る事となりました。最後に委員長の橋本香世子さんと会長の山中弘さんがお話をされ、その後、おまけの・・・も開始。
ここで印象的な感想を。「聞きながら、ここ数年に渡って疲れている自分を感じました。今の私はブフィエのようにはなれないなあと思い、しんどくもあった。」こんな事を感じる方もまた、朗読を聞いて下さる一人なんですね。
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