公演レポート
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197回
2006/03/31
7:00PM
愛知県名古屋市
岩塚宅
岩塚多嘉子さん

 「人と地球に優しい家、住み心地のいい家は、幸せ家族を育てます」この言葉を掲げる名古屋市北区の『葵建設』。その三階『エコハウス』が朗読会場。葵建設は、岩塚輝雄さんと多嘉子さんが二人三脚で築き上げた太陽光発電を推進する会社。ご自宅のリビングを『エコハウス』と命名(当然って感じです)し、環境を大切にする様々なイベントを、夫唱婦随で主催されています。そこで、我が朗読会に白羽の矢が立ったのです。197回目を取り持ったキューピットは、春日井市の田代ふうさん。田代さんが昨年、春日井の『両社宮神社(舟橋美鈴さん主催)』で朗読を聞かれ“岩塚さんも、ど〜お?”。それを受けて“エコキューピットの多嘉子さん”もすっかり乗り気。早速、私の元へ・・・となりました。
 さて、5時にお邪魔すると、田代ふうさんを始め、ご友人たちが料理作りの真っ最中。我々も遅れまいとすぐに準備。明日から4月と言うのに肌寒く、思わず寒がり屋の朗読者は、ニコニコとこまめに動かれる輝雄さんに、“暖炉”の火を所望!?私は・・・この場合、厚かましいのです。
 空間(約35?)作りは、予め下見を済ませていたこともありスムース。杪谷に朗読位置をリビングの玄関に通じる出入り口(暖炉横)にすることを伝え、照明装置をセット。しかし、朗読椅子が料理部隊の進行を妨げるので位置決めのみ。外の明かりなどを考慮し、当初はベランダに通じる大きなガラスを、黒幕で覆うことも検討。しかし、4階から下へ向けた照明でベランダにある植物に明かりを当てる方が美しいと判断。杪谷はさらに、隣のビル壁面を橙色にする事を計画…乗ってます!。そうこうするうちに海沿いの町、南知多から団体さん?4人が早々に到着。ライトアップの準備は、種明かし状態。しかと見られて苦し紛れに「朗読までには忘れて下さいね」な〜んてね。 
 さて、着替えも含めて何処から出るかを思案している内に、お客さんが会場に溢れ始め、それに負けじと暖炉もポッポと活火山。俄に賑やかな態。着替えと出入りは暖炉横のバスルームと決め、暫く会場内にいると、多嘉子さんが私の前に「ハイ、元気付け、エネルギー補給に美味しいバナナケーキをどうぞ。」思わず手に取り一口。食べて驚いたのは朗読者。開演前には決して食べない私が“何で口に運んだのか?”これは未だに“謎?”
アクシデント?の中、バスルームへ消えました(丸見え)。6時50分、お風呂場から覗くと、かなりの人数。予定通り7時かな?と思っていると、どうやら遅れる人がいるらしい。“早くして!バスルームは寒い、寒い。あっちはいいなあ”と扉越しにやっかみ気分。
 7時10分、漸くスタート。多嘉子さんが燭台下げを始めました。床に正座の状態から燭台を持ち上げ、立ちながら少し移動、また座る。私は花瓶に生けられた黄色いレンギョウの花をやり過ごし、暖炉を越えてゆっくりと朗読開始。昨晩の『奥山宅』の雰囲気が残る身体から、やはり“ささやく朗読”が溢れ出る。この気持ちも大事!と読み進める。都心の朗読は日常音が一杯。車の走行音に、救急車のサイレン(ご丁寧に二度も)、岩塚家の電話のコール音。これは“時空の書き割りかな”と読み進める。今晩も咳込む声が聞こえる。折り合いをつけた咳は止み、朗読に耳を傾けてくださる。その気持ちを受けてラストを迎え、杪谷が室内の黄色いレンギョウ、隣の壁面を照明で浮き上がらせる。
 終演後、多嘉子さんから春を告げる桜の花束をいただくと28人(男性3人)が拍手。皆さんと歓談しながら料理班の美味しい“心づくし”をパクついたのです。おむすびが、こんなに美味しいなんて…感動、感激、満腹。最後に「平和を感じる時は?」の質問に答えながら皆さん自己紹介。『エコハウス』は、平和も考える空間なんです。この時間も平和!?