“アクシデントVS長尾 恵利世さんの対決!”・・・果たして?見物ですよ、皆さん!
「長尾 恵利世 絵本作り20周年プレイベント『三世代の母娘展』(12月13日から18日)」での朗読会は、しっかり真冬!の12月16日。2001年の37回目、2004年の156回目に続き、3回目の主催となる手作り絵本作家の長尾さん。来年の20周年を前に『ギャラリーみわ』(愛知県江南市)で、昭和9年生まれのお母さん、平成生まれの娘さんと長尾さん(この人だけ年齢隠し?……ちょっとずるいかも)の作品展。その中で“朗読会やりましょう”となり『ギャラリーみわ』(今年オープン10年目)のオーナー 三輪いつこさんも、しっかりご協力。朗読会の日程が決まり“観客集めはお手のもの”と楽観。しかし時々やってくるのは長尾さんからの「危機感メール」。“主催を三回もやれば友達を無くしますよ”と、劇団公演で実感する私は秘かに…納得です。ところが、そんな危機感もぶっ飛ぶ29人(男性4人)の方が集まってくださったのです。
約束の5時にちょいと遅れた私たちを“遅いわね”と、地獄の門番?(長尾さんと三輪さん)が、手ぐすね引いて待っていました。挨拶もそこそこに、6時45分の開場に向け準備。
ギャラリーには三人の作品(墨絵、絵本など)が展示され、暖かい雰囲気が伝わってきます。入ってすぐの場所を朗読空間と決め、奥の会場は観客の待機場所、兼、荷物置き場、私の控え室としました。
30人も入ればもう一杯の長方形の空間。朗読位置を突き当たりとし、杪谷は照明、橋本さんは暗幕張りなどを開始。残った皆さんと私で椅子のセッティング。すると、見覚えのある顔が『こんばんは、お久しぶり』愛知県春日井市『儘舎(ままや)』で二度主催して下さった岡川陽子さん。すぐにスタッフに変身し、溶け込んでしまいます。
ギャラリーにあるリースに豆球をあしらい、朗読椅子後方の壁に飾り「メリークリスマス」。長尾さん手作りの「飛び出すクリスマス絵本」もお借りして“ホットなクリスマス”で盛り上げ成功間違いなし。長尾さんのお母さんの墨絵を外して(ご免なさいです)壁を橙色でライトアップ。さらに暗転も確認。ほど良い暗さに朗読者はニンマリです。
6時20分、ここでアクシデント勃発!名古屋鉄道の犬山・江南線で人身事故、電車が不通!?となると、観客が間に合わないかも・・・?早速、長尾さんと協議。開演を10分遅らせることに決定。逆に、開場は予定より早目にしました。
6時50分、杪谷から朗報が届いた「ばらさん、復旧しました」さあ、観客は間に合うのか?……ところが
“さよ〜なら、さよな〜ら”と朗読会は7時10分見切り発車(残念です)。
燭台下げが3度目となる長尾さんは、落ち着いて観客の間を縫って歩いています。良い感じで蝋燭灯りを消したのを受けて、私も後方からスタート。今年最後だ、と感慨を持ってゆっくりと読み進めました。車の音が聞こえますが、それほど邪魔になることもなく、声も押さえ気味に195回目の朗読は終了。鉄道事故の煽りで、ずっと隣の部屋で待機していたお二人が、ミニ朗読を聞く為にご入場。実は、既に何度も聞いてくださっている“耳だこ仲間?”です。ここで改めて、飛び出す絵本のサンタを傍らに皆さんへのクリスマスプレゼント『ベランダ(田島秀樹 作)』の朗読をスタート。しっかり間を取りながら語る私の「メリークリスマス」の言葉に、一番前の女性が「メリークリスマス」と囁き返してくれたのです。他の皆さんも声にならない声で「メリークリスマス」と呟いたそうです。ふと、7年間の朗読会で聞いてくださった6500人(ちょうど今夜で)の声が重なった・・・。
そしてこの時、長尾 恵利世さんはアクシデントに勝利したのです。“天使”となって。