こんな魔物が潜んでいた・・・ビカッ!と強烈な水銀灯。二人の小悪魔。エンジンをブンブン噴かす車。
やたら明るい非常口灯。横の扉の明かり。外を歩く人。咳込む人。スヤスヤお眠の人。しかし、これらの魔物をカバーして余りあったのが、会場となった日進市『にぎわい交流館』の伊藤肇さんを始め、男性スタッフの大活躍。滝川裕康代表、田口恵美子さん、松原真奈美さんら「天白川展実行委員会」の面々のご助力と、松原さんの惚れ惚れする燭台下げ。小悪魔二人が、あれま?天使となった。クリスマスミニ朗読の作者 田島秀樹さんの登場・・・こんな悲喜こもごもの朗読会も191回目です。
市民活動団体『市民がつくる災害に強いまちづくりの集い(これ以降「集い」)』が主催する第2弾!11月19日開館した『にぎわい交流館』(「THE天白川展」も同時開催)のオープニング記念イベントとして行われました。場所は愛知県日進市役所の東隣。
5時頃に到着すると「髭がご一緒の伊藤です」と、自らあご髭をひっぱり愛嬌たっぷりにお出迎え。そして、先回の南区でご協力の田口さんも、ニコッとご挨拶。
まず、80人は集客出来る暖かい木の空間を、どう使用するかを検討。入って左に約10メートルのガラス窓。正面奥の壁には、チラシが所狭しと貼ってある。右が事務処理をするカウンターと調理場。事前に松原さんより「榊原さん、お隣の市役所の水銀灯が眩しいわよ〜」と“秘密裡”に情報提供があり、早速、全照明を消して確認。確かにすこぶる眩しい。しかし、ガラス窓を通して見える冬木立の桜が気になり、この際水銀灯は自己主張OKとし、木々のライトアップを選択。
朗読椅子は正面奥の中央に決定。とは言っても“潔癖な朗読者”は、チラシがベタベタ(失礼)の壁では納得しない。早速“伊藤さ〜ん!”とお声掛け。了解を取ると、男性スタッフ(失礼ながら私の大先輩たち)が率先して“暗幕張り職人”となり、行動開始。そりゃ私もお手伝い。杪谷と橋本さんはライトアップの仕込みで忙しい。伊藤さんは、キビキビとテーブルを移動させ、客席作りに余念がない“うん、美しい光景です…?”
皆さんのご協力で6時前には、今夜から始める「クリスマスプレゼント」の流れを杪谷と打ち合わせ。
そして、早めの6時25分には開場。観客として、ミニ朗読の田島殿!が静かに登場。静かすぎて存在が分からない!?軽く挨拶し、早々に入り口近くの控え室へ。すると杪谷が「小悪魔が二名来ています」と報告。鬼と化した朗読者が松原さんに「今からでも帰ってもらってください」「え!今からですか?とても言えません。静かにしてもらうように言いますから…」暫し、気まずい雰囲気。何とも険しい表情の朗読者…すいませんでした、と、後から謝りました。
10分ほど遅れて開演。今回も緊張した(本人の弁)という松原さんが、再び燭台下げに挑戦!!蝋燭明かりの燭台を掲げ、上半身は動かさず能役者さながらの歩きに“ワンダフル!!私も56人(男性16人)を前に、ゆっくりと語り始めたのです“魔物との戦い”を繰り広げながら……。ラストは桜の木立と横に植栽された低木が風に揺れるライトアップ。ここで田島さんの感想「いつもにも増して、いろいろな表情を味わうことができました。照明が落ちて行く最後は、榊原さんの顔に様々な印象が浮かんでは消えながら、以前よりもしっかりと、そこにブフィエが見えました。」この後、クリスマスのミニ朗読。
今年は『ベランダ(田島秀樹 作)』。少女が、父親が、そして私がサンタを待つ、静かな時間を描いた物語に、会場は大満足の様子。こうして『集い』主催の朗読会が、皆さんの気持ちに、心地よさを届けてくれたのです。勿論、松原さんの鼻息は荒かった!?……のだ。